用心棒を観てきた!

おはようございます。ずごっくです。
6月はブログをお休みすると書いておきながら、ちょいちょいアップしてますがw
今日は少し話をそらしまして、映画のお話を。

先日、少し気晴らしをしようと思いまして、リアルの古い友人に教えてもらい、映画館で 黒澤明 監督の 用心棒 を観てきました!

TOHOシネマズ 用心棒 4Kデジタルリマスター版

これですね。

 

 

突然ですが、わたし昔から、

黒澤映画の大ファンです

そして、

やっぱり用心棒は良い!!

何が良いって、

清潔感ゼロの世界観

衣装からセットから、更には脚本までもが、

徹底したリアリズムの追求

ドロくさーい映像ですよ。
舞台となった時代の街並みを、忠実に再現しようとしてますからね。
着物なんかも汚れまくってます。
エリの油汚れとか、わざわざ汚して、そのまま使ってますから。
デオドラントとかコスメとかから、一番遠い世界です。
この歳になると、妙にそういう世界観が落ち着いちゃうんだよねw

内容もドロくさーい話です。
片田舎の宿場町の、賭場の跡目争いの話ですからね。
親分子分が徒党を組んで、ドタバタドタバタ抗争をやってるわけですよ。
そこに宿無し文無しの浪人が首を突っ込んで、メチャクチャな抗争に発展していくわけです。
こういうのって、任侠映画って言ってもいいのかもしれません。

子どもが刃物持つんじゃねぇ!

とか、もうw
おもしろくてしょうがないw
こういうのは、オッサンがニヤニヤしながら観る映画だと思いますw
こんなの、絶対女子にはウケないわw

そして、用心棒の次は、この作品を上映するのだそうです。

 

椿三十郎 ですね。

 

 

こちらの作品は、用心棒の続編映画になります。
こちらは用心棒に比べると、小ギレイな感じです。
お武家さんのお家騒動の話ですからね。
時代劇でよく見るお侍さんが沢山出てきます。
さすがにお武家さんに奉公しているお侍さんは、身なりが整っています。
用心棒のようなドロくさい感じは、あまりありません。
そのお侍さんの中には、若かりし頃の加山雄三さんや、田中邦衛さんなんかが、若侍の役で出演しています。
そんな時代の映画なんですねw

しかしこの作品は、用心棒を先に観ておいた方が、良いのかもしれません。
ストーリーはまったく別物なのですが、主人公がどんなキャラクターなのか、よく知っておく必要がある。

うーん

よし

椿三十郎の前に、用心棒をもう一回観ておこう。
今週末にもう一回観て、おさらいしておこう。
その後で、椿三十郎をじっくり観よう。

うむ
そうしよう (。-`ω´-)

この調子だと、毎週末映画館へ行く事になりそうですがw

ちなみに黒澤映画って言うと、難解で高尚な作品というように思う方が多いのかもしれません。

お高くとまった偉そうな作品って感じですね。
そういう作品もありますが、全部がそうだというわけではありません。
実は、黒澤映画の有名な作品のほとんどが、

王道を行く痛快娯楽映画

用心棒も椿三十郎も、痛快娯楽映画です。

難しい映画だと思って観ても、おもしろくもなんともないと思います。

そして、黒澤映画は、映画、ひいてはテレビドラマも含めた映像の世界全般に、大きな革命を起こしてきました。
舞台演劇に革命を起こしたのがシェイクスピアなら、映画に革命を起こしたのは黒澤明だ、とまで言う人もいるんですよ。

ところが、今から黒澤映画を初めて観てみても、何がスゴいのかよくわからないという方が多いと思います。
これはこういう事なんです。
黒澤映画の何がスゴいのかと言うと、

今では当たり前になっている事を、最初にやったのが黒澤明監督

という事がスゴいんです。

例えば、用心棒。
時代劇を観ていると、刀で人を斬った時に効果音が入りますよね。
「バシュッ」って感じで。
あれを最初にやったのが、この映画です。
実際に肉の塊を刀で斬った音を使ったのだそうです。
これ以降、映画、テレビドラマなどの時代劇では、刀で人を斬った時に必ず効果音が入るようになりました。
このように「最初にやった」というところがスゴいんです。

ところが、こういう事というのは、今では更に発展した表現になっちゃってますからね。
今から黒澤映画を観ても、少し物足りないと感じる方が多いのだと思います。

そしてこの革命の影響は、日本国内に留まりませんでした。
例えば、先日映画館にこんなフィギュアが飾ってありました。

 

 

スターウォーズ のフィギュアですね。
ジョージ・ルーカス監督が、この映画を製作するにあたって、アイディアの参考にしたのが、黒澤明監督のこの映画です。

 

 

隠し砦の三悪人 です。
この映画も、王道を行く痛快娯楽映画です。
難解でも高尚でもない、純粋にストーリーを楽しむ映画です。

具体的にどんな部分を参考にしたのかと言うと、スターウォーズで一番ポピュラーな2体のこのドロイド。

 

 

R2-D2 と C-3PO ですね。
これは「隠し砦の三悪人」に登場する、太平と又七というキャラクターがモデルになっています。

 

 

黒澤映画に出てくる魅力的なキャラクターを、自身の映画にも登場させたというわけです。
他にも、隠し砦の三悪人を参考にしたアイディアが、スターウォーズにはたくさん盛り込まれています。

そしてこれ、ジョージ・ルーカスに限った話ではありません。
黒澤映画は、今現在、巨匠、大御所と言われるような世界中の映画監督に、多大な影響を与えてきました。
今活躍している映画監督は、その次の世代、更にその次の次の世代へと時代は移り変わっています。
しかし、大元をたどっていけば、あらゆる事が黒澤映画につながっていく。
そのくらい世界的にスゴい映画監督なんです。

これちょっと、、、w
こうやって書き始めるとキリがないので、今日はこの辺で。
黒澤映画の話は、また別の機会に!

 

あばよ (=゚ω゚)ノ

 

おまけ画像:ゴジラがいた!

 

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